人間必ず何かに洗脳されて生きています。
「お前洗脳されているよ」と、あたかも自分は洗脳されていないような言動をしている人も、必ず何かしら常識・考え・慣習などに染まっています。
私の前職は「体育会系宗教法人」と揶揄されており、一度離れてみるとやはり異質な環境でしたが、当時は「これが正しい考えなのだ」と思い込んでいました。
そんな、洗脳と教育についてのお話です。
信じているモノで感情・行動が変わる
私だったら科学を信じています。
ただ、科学を構成する原子やら磁力というものを直接観測したわけではないので実在しているかどうかはわかりません。仮説を立てて、その通りに物事がうまく説明できるから信じているだけで、実は根本の概念から実は違った…なんてこともあります。
同じように神話や宗教を信じて生きている人もいます。昔、ヴァイキングは『戦場で勇敢に戦って死ぬと美女だらけのヴァルハラに行ける』と本気で信じていたようなのでとても強かったらしいです。
また、「刑務所に行くと箔がつく」なんてこと言われ続けた裏社会の人は、易易と一線を越えて犯罪を犯したりします。
会社でも「会社を辞めることは裏切り行為だ」と言われ続けてきた人は、退職することに罪悪感を感じて辞めづらくなります。
つまり
- 「何を信じるか?」
- 「何に洗脳されるか?」
によって、物事に対する捉え方・感情・行動が大きく変わります。
何を信じれば良いのか?
要は、その時その場所で「信じる」ことで自分の幸福度が向上するモノ。そして他人の幸せを奪わないモノを好きに信じれば良いと思っています。
常識でも陰謀論でも宗教でもヴィーガンでも好きに信じればよいかと思います。
他人がどう思おうが関係ありません。人は自分が信じているモノを軸に他人を評価しているので、当然少数派なモノを信じていれば批判的な人は増えるでしょう。
そのため、少数派なモノを信じるのであれば他人の目を気にしないことです。
アドラー心理学を学びましょう。
自分の考えを強要する人は嫌われる
ただし、注意点があり、自分が信じているものを他人に強要すると嫌われます。
他人は他人で信じているものがあります。それを強制的に自分の考えに寄せようとすると嫌われます。これは陰謀論者、宗教の勧誘、攻撃的なフェミニストによく見られます。他人への強要は注意しましょう。
子供に何を信じさせるか?
子供は何も洗脳されていない真っ白なキャンバスです。そこに色を加えるのは「親の教え」や「環境」です。
親が信じているモノを子供に強要する場合、時代・環境・その子の先天的な性質が親の思想とマッチしていなければ、その子は不幸になってしまいます。
親の価値観・考え方子供に押し付けるのではなく、その時代、その環境で、最も幸福度が高まるような考え方を親は子に教えていく必要があるのでは…と考えています。
子供が生まれる予定なので。教育について考えてみました。