転職活動時期に行う自己分析。
やってみたけど何か違う。自分の事がわからない。何をしたいのかわからない。
…そんな声をよく聞きます。
そして、自己分析がうまくいかない人には全員共通点があります。
今回は、そんな方の原因と対策のお話です。
体験の数が少ない
極端な話、4畳半の部屋に10年間閉じ込められた人は「自分がどんな人間なのか」が、わかると思いますでしょうか?自分がどんな体験をしたら、「楽しい、嬉しい、悲しい…」と感情が揺れ動くのか?どんな人を好きになり、どんな人が苦手なのか?10年間閉じ込められた人は残念ながら…わかりません。
食べ物の話に移ると、納豆を食べたことがない人に「納豆の味が好きか嫌いか」を聞いてもわかりません。見た目は気持ち悪いけど、食べてみたら意外とおいしい。・・・なんて事は多々あります。
スポーツの話に移ると、僕のように「野球」をやったことがない人は「野球」の面白さがわからないでしょう。ただ、競技人口としてあれだけの人数がいるので、やりがい、辛さ、口惜しさなどたくさんの感情が揺れ動く競技であることは間違いないはずです、ただ、やったことがないので僕はわかりません。
恋愛の話に移ると、異性に触れたことがない人は、自分がどんな人がタイプなのか?どんな人にキュンとするのか?これももちろんわからないです。
何事も体験してみないと自分がどんな感情になるかわからないのです。
冷めた姿勢で取り組んできた人
チームで一つの目標に本気で進んでいる中、冷めた態度や一歩引いてみている人がいます。
要は、評論家気質の人です。チームが結果を出せなかった時に、評論家姿勢でいれば心理的安全を確保できるのです。
ただ、スポットが当たるのはいつも結果に責任を負っている者です。そういう人に対して潜在的に嫉妬し、「自分もやればできる、ただ力を出していないだけだ」と、さらに評論家気質が強くなる人です。
このような方も中々自己分析がうまくいかない人です。本気で何かに取り組んだ事もなければ、その時の自分の感情の動きもわからないのです。
洞察がとても深いならコンサルタントのような仕事が向いているのかもしれませんが、コンサルタントもコミットが求められます。評論ばかりしていてはクライアントから嫌われて、ただのウザい人です。
そのような方は、一度評論家姿勢を辞めましょう。
具体的には心理的安全を排除することです。
つまり、チームの目標達成に全責任を負う立場になってみてはいかがでしょう?
その時の感情の動きは未だかつて味わったことのないモノになることでしょう。
そういった体験を積み重ねると、自分が本気になった時の感情の動きを把握・予測できるようになり自己分析がうまくいくはずです。
まとめ
自己分析をやっても上手くいかない人は、今後やってもさほど上手くいかないでしょう。
なので、現時点での自己分析はほどほどにして…
「本気で挑戦する」
この数を増やしていくことをおすすめします。