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単調作業でも、TVゲームは熱中できて仕事はつまらない理由

20代、30代で「やりたいことがわからない」という人、結構いますよね?
ただ、過去を振り返ったときに
・昼夜問わずやりたかったTVゲーム
・情熱的になれた部活動
など、夢中になってやっていたことは皆さま、1つや2つあるかと思います。
それに比べて、なぜ今の仕事は情熱を込められないのか?楽しくないのか?

この両者の違いを明確にすると何かしらのヒントになるかもしれないので掘り下げて行こうかと思います。

昼夜問わずやりたかったTVゲーム

私は小学生の頃、TVゲームでFINAL FANTASY10と言うゲームをひたすらやっていました。とにかく、起きている時間はゲームがやりたくてしょうがなかった事を覚えています。

ストーリーが面白く、「次のステージに進んだら、どんなイベントが待っているんだろう?」そんな、未知なる体験へのワクワク感がありました。

ストーリー以外では、キャラクターのレベル上げをひたすら行っていました。
これは最早、仕事以上に単純なルーティンワークなのですが、キャラクターが数値的(攻撃力、防御力など)に、どんどん強くなっていく事に興奮を覚えました。

そしてレベル上げをして、次のステージにチャレンジをして未知なる経験に興奮し、ボスキャラに敗北し、またコツコツとレベル上げをし、再チャレンジし、勝利する。そんなことの繰り返しでしたが、それがとにかく楽しかったです。他のロールプレイングゲームでも同様です。

アクションゲームでも、レベル上げという概念はなかったのですが、やってくうちに自分のテクニックが磨かれ、1ステージずつクリアしていく事が快感だったかもしれません。挑戦意欲が上手く掻き立てられる構造でした。

では、仕事はいかがでしょう?
当時、私はIT系企業にて通信設備の新規設計・構築・保守・運用をしておりました。

毎日ほとんど同じ手順で仕事をしていました。配属当初は新たな体験もあり少し楽しかった記憶があります。
しかしながら数カ月が経つと、仕事の内容もある程度頭に入ってきて、作業が単調に感じ、完全にルーティンワーク化していきました。ただ無感情に働くロボットです。

TVゲームと仕事の対比

実際にはロールプレイングゲームの方が、圧倒的に単調作業だったのですが、

  • 当時はどんどんキャラクターのレベルが上がっていくこと
  • その先に進むべきステージが待っていること

それらが期待感を生み、「レベル上げ」という単調作業が一切苦にならず、むしろ楽しくできました。

なぜ、仕事とゲームではルーティンワークに対する価値観が真逆だったのか?

それは、当時の私の仕事は…


①自分の成長実感がない(むしろ退化)
②未体験ゾーンに主体性にチャレンジできない

だったからだと思います。
仕事において①&②が解決されていたら、もしかしたら、私はまだIT系企業でエンジニアを継続していたかもしれません。

情熱的になれた部活動

部活動でも同様です。ただひたすら、毎日単調な練習を反復継続していました。
ランニング、筋トレ、ドリブル練習、パス練習など…。ただ、
『一軍に昇格する』『レギュラーを勝ち取る』『試合で勝利する』『選抜に選ばれる』
こんな形で成長実感を得られる機会は仕事より多かった気がします。

また、部活動では全員が主体的な目標をもっていました。それはトーナメントで優勝することです。部活動では、各々が自分の課題にぶつかったり、たまにチームメンバーと喧嘩したり、怪我したり…様々な問題が発生していましたが、1つの目標に向かって頑張っていたから、振り返ったときに「青春だった」と感じられます。

では、当時の情熱をもって前職時代は取り組めていたでしょうか?おそらく、当時の情熱を100%だとすると、せいぜい30%くらいだったと思います。
仕事と部活動では何が違うのでしょうか?それは…


③目指したいと思える目標が社内に無い

これに尽きます。
部活動では、優勝した自分たちを想像し、個々人いろいろな思いで『ワクワク』していました。
「女子からモテまくる!」
「強いチームからスカウトされる!」
「ライバルチームをギャフンと言わせられる!」
「みんなから注目を浴びられる!」

しかし仕事では、会社から与えられた目標を達成したところを想像しても、1ミリもワクワクしませんでした。なぜなら、目標達成しても、現実がほとんど何も変わらないからです。
「別にモテない」
(部署にそもそも女性がいない)
「収入も大して上がらない」
「役職上がっちゃったらより忙しくなる」
など…。

そして、自分との対話を繰り返し「目指したい!」と思える目標設定をしたときに、私は【転職】という手段を取りました。

まとめ

以上より、TVゲーム&部活動と仕事を比較分析したところ、当時の仕事に漠然と不満を抱いていた理由は


①成長実感がない(むしろ退化)
②未体験ゾーンに主体的にチャレンジできない
③目指したいと思える目標が社内では無い

この3つの原因について掘り下げていきます。ここから、環境決定論者のような論調(環境のせいという考え)になりますが悪しからず…。
※他人や環境のせいにする考えは経営者や事業主にあってはならない考えですが、その「環境を選んだのは自分だ」という自律要因で考えた上、過去の自分を分析します。

①成長実感がない(むしろ退化)

どんな仕事をしていても、ほとんどの場合は人は『何かしらの成長』をしていると思います。例えば
『以前より、作業を速くこなせるようになった』
『配属当初より専門用語がわかるようになってた』
など。

ただし、これらの成長が
・受動的な得た成長なのか?
・能動的に得た成長なのか?
で、まず大きく違います。

能動的に努力をして得た成長なら、自分でそれを意識している分、成長実感は得られやすいです。逆に、受動的に得た成長(気がついたら、そうなっていた)なら、意識していない分、成長実感は得られないでしょう。

しかしながら、能動的に努力をしていても、それが定量的に測れなければ、成長実感を得られにくいです。成長したか否かは、自分の感覚や曖昧な他人の評価に頼るしかなくなります。
おそらく、世の中にドラゴンボールのような強さを数値で表示させるスカウターの様なものがあれば成長実感を得られやすく、より多くの人が努力が出来ると思います。
(これを作ったらノーベル賞レベルだと思います)

定量的な指標により成長を測れれば、快楽物質である『ドーパミン』と言うエサが分泌されやすく、その快楽と言うエサを求め、人は繰り返し行動できるようになります。ロールプレイングゲームのように定量的に成長が測れるような、わかりやすい指標が仕事にあると良いかもしれません。

②未体験ゾーンに主体的にチャレンジできない。

人は未体験ゾーンにチャレンジすることで「ドキドキ」や「ワクワク」と言った感情を抱きます。

「ドキドキ」はノルアドレナリンという脳内伝達物質により抱く感情で、自分の身体が『臨戦態勢』となり集中力がアップしたりします。

「ワクワク」はドーパミンという脳内伝達物質により抱く感情です。これは、活躍している未来の自分を想像したときになどに分泌されます。(ビジョン報酬と言ったりします)

このように新たな体験にチャレンジしている時が、最も集中力が高く、やる気に満ち、学習機能がアップするようです。逆に、未体験ゾーンへチャレンジできず、成長実感のないルーティンワークを強いられれば、ノルアドレナリンもドーパミンはほとんど分泌されません。無感情となり心を失ってしまいます。
(働くロボットです。まもなく前職の人達の仕事は研究科初の結果ロボットに代替されるようです)

③目指したいと思える目標が社内では無い

ワクワクするようなビジョンを想像しても、当時の私には到底無理だと感じていました。

『お金を稼ぐ!』と夢を描き、その会社で努力を重ね、役職を上げていっても、仕事の量がどんどん増え、家族との時間を持てなくなる。つまり、お金を稼いでも使う時間がない、ということです。
(当時の部長は人としてはとても好きでした。ただ、毎日疲弊しきっていました…)

逆に、プライベートの時間を増やそうとしても、時給制のためお金が得られず、できる事に制限がかかる。 (退職を決めてからは定時で上がっていたため、お金がなく牛丼ばかり食べていました)

せめて、仕事自体にやりがいを感じられれば良かったのですが、成長実感のない単調作業の繰り返し。そのため、フラストレーションが溜まるばかりで、生きている意味を見失いかけていました。なぜ皆が平然と仕事ができているのかがとにかく不思議でした。
(トイレに貼ってあった『置かれた場所で咲きなさい』というポスターにとにかくムカついていました)

後日…『モチベーション』について部署全員で考える会議があり、その時に色々尋ねたのですが、全員が「当初は夢や目標とか抱いていたが、何年も経って夢や目標を考えるのを辞めた。今はモチベーションではなく義務感で仕事をしている。その状況にただ、慣れた。」
と仰っていました。その場で、自分は同じ人生を歩みたくないと思い、転職を決意しました。

現在の私

現在の私は、とても楽しく仕事をさせて頂いております。それは上記と比較して現在の仕事が…

①実績と収入の連動(歩合制)

歩合制の営業であるため、頑張ったら頑張ったら分だけ収入に反映されます。定量的に自分の実力が測れるため成長実感を得やすい環境です。また、お金が全てではないですが、収入が上がれば出来ることも増え、結果的に大きな夢を掲げても、努力次第で実現可能となります。

②未体験ゾーンに主体的にチャレンジができる

自由に新規開拓でき、やり方の制約も受けないため自分が求めている成長があれば、その領域にチャレンジでき自己研鑽ができます。未体験ゾーンにチャレンジするかしないかは自分次第です。前職では、その選択肢すら持てなかったです。

③夢のような目標を立てても収入面から数年で実現可能

あらゆる事が実現可能であるため、飲み会では『過去の武勇伝や他人の愚痴』ではなく『未来の夢や自分への期待』の話ばかりになりました。『未来の夢や自分への期待』はビジョン報酬が刺激されドーパミンが分泌され『快』情動が得られます。そのためか、飲み会がとても楽しくなりました。
さらに『未来の夢や自分への期待』の話ができる人とつるむ機会が増え、自分の想像も拡張していきます。人の夢がさらなる自分の夢を呼び起こすイメージで飲み会ではドーパミンがドバドバです。
(長期的な収入の確保は、金融投資&不動産投資などの資産運用でカバーです。そのために30代前半で資産4億円を目標にしています)

もちろん他にも仲間、教育環境、時間的自由…などの要素もありますが、この3つが大きな要因かと思います。

このように、今の仕事に漠然と不満がある人は、過去に自分が熱中できた事と現在の仕事を比較分析すると、原因が見えて来るかもしれません。

ご参考までに。

ABOUT ME
川端 謙斗
エンジニアから営業マンに転職し、営業管理職をしておりました。 現在は株式会社オメガイノベーションの代表取締役をしています。 筋トレが趣味です。 築古物件投資もしています。

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