営業・マネジメント

営業職を今すぐ辞めたほうがいい人

私が営業管理職になりたての時、

『誰しもが無限の可能性を秘めている』

『それを伸ばすのは管理職次第!』

…という気持ちで、営業マンの教育を徹底的に学びました。

その結果、何を言っても変わらない人、逃げる人、営業にそもそも向いていない人もいる事がわかりました。自分の実力不足と言われればそれまでですが、私が感じた営業に向いていない人の特徴をまとめます。

自然な笑顔を作れない。

これはかなり致命的です。なぜなら、人は相手の表情の機微を0.2秒で敏感に感じとり、相手がどういう状態か、例えば『怒り、嫌悪、恐れ、喜び、悲しみ、驚き』を推測できるからです。そのため、作り笑顔に違和感がある人はお客様が不信感を感じてしまいます。

私の経験上、これは一朝一夕では直りらず、営業としてはかなり致命的です。笑顔の練習と同時に、『本当に心から笑ってますよ』という自己洗脳力も磨きましょう。

キレイ過ぎる心を持っている人。

営業において、ForYouの姿勢はとても大事ですが、最後はお客様からご契約を頂かなければ仕事になりません。

そのため、根回しやクロージングもある程度大切です。そんな若干ForMeの姿勢も大切です。

世の中、決断力のある人間はそんなに多くありません。人は決断のタイミングが近づくにつれて、決めきれない弱い自分が出てきます。

そのため、『相手の背中を押してあげる』という、ForYou変換が自分の中で出来れば良いのですが、そもそも、ForYouとForMeを連動できないような仕事なら今すぐ辞めたほうがいいです。

例えば、『自社商品を売れば相手の人生もプラスになる』なら連動してます。

ただし、『自社商品を売ることで相手の人生がマイナスになる』ならその会社は淘汰されるべきです。

具体的には、相手の資産が減るとわかっていながら証券や不動産を売りつける。など。

感受性が強すぎてハッキリとモノを言えない人

「こんなこと言ったら嫌われないかな?」
「この人、自分のこと凄く警戒してるのかな…」

など、相手の感情を気にしすぎてしまう人は営業に向いていないです。

ある程度の『鈍感力』も必要です。相手のことを気にしすぎて、言いたい事も言えずに営業をしているとかなりストレスが溜まってしまいます。

笑いをとれない人

営業に『笑い』があって損はないです。
特にtoCのお客様は最初警戒している事が多く、そこで笑いを取れればお客様の頭の中では 『相手を警戒している』それなのに『心からの笑顔を見せた』状態になります。

両者は比較的矛盾をしています。この状態を【認知的不協和】と呼びます。
人はこの認知的不協和を解消するように自己洗脳します。

例えば、この例では『相手を信頼する』という手段で認知的不協和を解消します。

警戒したままではこちらがどんなに良い話をしたところで相手の心に入っていきません。
そのため、『笑い』を使って信頼関係を築けるスキルは営業に必須です。

メンタルが弱い。逃げ癖がついてしまった。

営業職は数字のプレッシャーやお客様からのご指摘など…あまり積極的には見たくないモノを見る仕事でもあります。

そういったプレッシャーに耐えられず逃げてしまう癖がついてしまった人は営業マンとして少し難しいかもしれません。

自分自身が強く感じてしまうストレスの原因を特定し、そのストレスを避けられる仕事に就くことをおすすめします。

人には向き不向きがあります。
これら、3つ以上当てはまる人は、ジョブチェンジをおすすめします。
諦めない事で開ける道もありますが、諦めることで開ける道もあります。

私がエンジニアに全く向かず道半ばで諦めたことで、営業職という道が開かれました。バキの作者も、格闘家の道を諦めたことで漫画家としての道が開かれたとのことです。諦めることは悪い事ではありません。

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ABOUT ME
ばたけん
エンジニアから営業マンに転職し、営業管理職をしておりました。 現在は会社の代表取締役をしています。 筋トレが趣味です。 築古物件投資もしています。