不動産投資

様々な資金調達方法

資金調達と聞いて、どんなイメージを抱くでしょうか?個人では、友人や家族からの借金。金融機関からの融資。法人なら、株式や社債の発行。金融機関からの融資…。というように世の中には様々な資金調達方法があります。

今回はその整理をします。

デッドファイナンス

いわゆる、銀行からの借り入れ。

貸借対照表(B/Sシート)上ではエクイティファイナンスだと資産に分類されるが、デッドファイナンスでは負債に分類される。

経営権が第三者に握られない安心感があるが、金融機関への返済義務、返済利息が発生、社会情勢や金融機関の業績によって融資の引き揚げが起こるなどデメリットも多い。ちなみに返済が延滞したら一発で信用棄損し、長期間融資が受けられなくなる。

エクイティファイナンス

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【1】IPO(Initial Public Offering)

「新規公開株」「新規上場株」と訳す。

IPOとは株を投資家に売り、証券取引所に上場し、皆が取引できるようにすること。要は株式を発行して投資家から資金調達する方法。

【投資家目線】

IPO株投資とは、新規上場時に「株を買う権利」を抽選で手に入れ、公募価格で購入。そして、初値(上場日初めにつく値)で株を売却し利益を得ること。ただし、IPO割れといって、上場時に公募価格より下回るケースもあるので当然リスクもある。

【資金調達する側の目線】

上場先は東京証券取引所、マザーズ、ジャスダックなどの市場がある。

東証一部
上場するための基準が高いので大企業ばかり。

東証二部
まずは基準の低い二部に上場し、一部を目指す企業が多い。

マザーズ   
Market of the high-growth and emerging stocksの略。高い成長可能性が重視され、赤字企業が上場することもある。

ジャスダック
証券会社の店頭で売買する「店頭市場」として誕生。その後取引所に転換。「信頼性、革新性、地域・国際性」をコンセプトに掲げており成長企業が参入しやすい

取引所に上場するためには上記の基準(形式基準、実質審査基準など)をクリアする必要がある。さらに、ガバナンス(企業統治)は効いているか?情報開示を行う体制があるか?など上場にふさわしい組織であるかが問われる。上場によって知名度や信頼性が向上し、さらなる資金調達がしやすくなるが、かなりめんどくさいのが難点。

【2】VCからの出資

VC(ベンチャーキャピタル)に対して株式を発行して資金調達する方法。資金調達方法としては株式上場や、デットファイナンスよりもハードルが低い。

【投資家目線(そもそもVCとは)】

そもそもVCは投資家からお金を集めて、期限付きのファンドとして運用し、期限が来たら投資家にお金+利益を還元する立場にある。そのためVCが出資する企業には何としてでも期限までにEXIT(M&Aや上場)をしてもらわないと困る。企業に対して爆発的な成長を求めるので、VCが持っている経営資源(ノウハウ・人材)を投下することが多い。基本的にスタートアップに投資をするためハイリスクな投資をしている。

【VCから出資を受ける企業目線)】

VCの事情を加味すると、とにかくExitしなければならない。VCからの要求やハンズオン(べったり介入)してくるため、ウザイこともある。また、VCに割引(40-75%)で株を提供しないといけないため、資本政策に気を付けなければ経営権を奪われるリスクがある。
(※第三者に株式保有比率が50%超えられると経営権を奪われる)

仮想通貨関連による資金調達

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【1】ICO(Initial Coin Offering)

自社のトークン(ブロックチェーン技術を使って発行されたデジタル通貨)を発行し、それを投資家に仮想通貨で購入してもらうことで、株式発行のように資金を集められる。トークン自体に株式の議決権のようなものがないため経営権を奪われるリスクがない。また、ICO後に自社トークンを仮想通貨取引所に上場させることで投資家たちはトークンを売却し、利益を得ることができる。

ただし、2017年の仮想通貨市場に投資リテラシーのない人間が大量参入し、さらにICOのほとんどが詐欺プロジェクトであり、プロジェクト発案者に資金を持ち逃げされた人が多数いた。こういったことが重なり、ICOのイメージも地の底に落ち、現在では各国が規制して激減している。

【2】IEO(Initial Exchange Offering)

ICOのようにクソなプロジェクトが横行し騙される人が多数いたため、自社がトークンを発行するのではなく、「仮想通貨取引所」が信頼できるプロジェクトを選定し、その企業に代わってトークンを発行する仕組みがIEOである。取引所主導なので、ICOと違ってすぐに取引所上で売却できる。優良プロジェクトを取引所が事前に審査してくれているため、一気に暴落する可能性は低くなる。

【3】STO(Security Token Offering)

セキュリティ        =有価証券。
トークン             =デジタル通貨。
オファリング        =資金調達。

従来の証券(株や社債)をトークン化し、資金調達する方法。各国の証券取引委員会や金融庁が監視しているため、ICOやIEOよりも信頼性は高い。STO規制準拠の取引所に上場することでビットコイン、リップル、イーサリアム等の仮想通貨(Utility Tokens)でST(デジタル証券)を購入できる。ブロックチェーンによりトランザクションをトレースできるため透明性も高い。各種証券がST化することで仮想通貨の価格は上がるのでは…?

ソーシャルレンディング(クラウドファンディング)

プロジェクトに対してインターネットで資金を調達する方法である。その形態によって、寄付型、投資型、融資型、購入型、株式型に分かれる。最近では不動産クラウドファンディングといって、出資したら配当〇%というように、投資的なクラファンも登場している。

いかがだったでしょうか?みなさま事業をスタート&拡大させていくうえで、何で資金調達しますでしょうか?

個人的にはSTOが流行れば、仮想通貨が爆上がりしそうなので次暴落したときに買っておこうかな。

ABOUT ME
川端 謙斗
エンジニアから営業マンに転職し、営業管理職をしておりました。 現在は株式会社オメガイノベーションの代表取締役をしています。 筋トレが趣味です。 築古物件投資もしています。

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