世の中には楽しんで働いている人と、
心を殺して働いている人が二極化しています。
どんな会社が自分が
楽しめる会社なのか?
つまらない会社なのか?
私はめちゃくちゃつまらない職場も経験し、
逆に心から楽しいと思える職場も経験しました。
どちらも経験した私の考え等を元に考察していきます。
ほどよい緊張感が得られる環境
ほどよい緊張感とは、自分の能力でギリギリ乗り越えられる課題に立ち向かっている時に得られます。
例えば…
バスケの試合で、力が拮抗した対戦チーム相手と戦うとき。
自分のスキルをフル稼働して、難題解決に臨んでいるとき。
こんな時に、
「夢中」「没頭」「冴えてる」「楽しい」
という状態になります。
これは…
・ノルアドレナリンという集中力を高める物質
・アセチルコリンというひらめきや認知機能を高める物質
・ドーパミンという快を感じる物質
等が分泌されているからです。
ただし、ほどよい緊張感がもたらす効果は絶大ですが、緊張感が行き過ぎるとコルチゾールというストレスホルモンが分泌され体調不良・精神不安定・うつ病・不眠などが発症します。
自分の能力を客観的に分析し、適度な緊張感を持てる会社に転職・挑戦すべきです。
ルーティンワークじゃない。
ヒトは同じことを繰り返していくと、
脳内にシナプスが形成され、
何も考えずともそれができるようになります。
例えば…
例1)車の運転
最初は、半クラッチ、ギアチェンジ、車線変更、目視など、
一つ一つの動作を意識してやってた。
ただ、何度か繰り返してくうちに、
頭で考えず自然にできるようになった。
例2)スポーツ
基礎練習を繰り返し、
ドリブル、パスという一つ一つの動作が
自然にできるようになった。
さらに練習を重ね、ドリブル、パスなどの複数動作を組み合わせながら無意識に体を動かせるようになった。
さらに試合などを重ね、体を動かしながら、全体把握・戦略などを立てられるようになった。
このように、動作を反復することで脳内にシナプスが形成され、比較的無意識でも出来るようになります。
そして、脳のリソースが空くことで、その動作に加え、新たな動作や思考を並行で出来るようになります。
仕事も同様です。新人の時は、脳みそフル回転で仕事内容を覚えますが、ある程度繰り返されてくると、シナプスが形成され新人の頃と比較しあまり何も考えずとも出来るようになってきます。
そして、ここからが多くの会社員が直面している『空いた脳のリソースを何にも使っていない』問題です。
ヒトは空いた脳のリソースを使わないことで、過去に形成したシナプスが切れていきます。
具体的には、複雑なことを考える思考力やコミュニケーション能力…今まで出来ていたことがどんどん出来なくなっていきます。
これが巷で言われる『現状維持は衰退』と言われる所以です。
動物は、自分の能力をフル活用している時に、脳内物質であるドーパミンやエンドルフィンが分泌され、深い快感や喜びを感じます。これを機能快の充足と呼びます。
ただし、空いたリソースを持て余していては、そういった喜び・快感を得る機会を損失し、退化していくだけです。
新しいことに挑戦し続けられ、能力をフル活用できる環境・会社に身を置くことをおすすめします。
成長を定量的に測れる
「あ、俺今身長伸びてるわ!」や
「俺、今ドリブルうまくなっていってるわ」など、
現在進行形で成長を体感したことはありますでしょうか?
中々、ないですよね笑
通常は、ヒトは微小な変化は体感できません。なぜなら変化が微少なので。
ただし、微少な変化でも積み重なれば大きな変化となります。
「1年経って身長を測定したら8cm伸びていた。」
「ドリブルでディフェンスを抜き得点を多く取れるようになった。」
など。
そして、そういった時に「自分は成長してたんだ」と実感することでしょう。
では仕事ではどうでしょうか?
成長実感がなく、曖昧な上司の定性的な評価に納得できない人もいるでしょう。ただし、私が成果報酬型の営業組織にいた時は違いました。全ての評価は、私の出した数字にのみ決められていました。
・毎週3件契約・連続50週で社内表彰
・契約件数200件越えで課長昇格
・年間契約件数100件&契約金額約2300万円で社長賞受賞
など。
当時は、積み上がっていく数字が達成感を生み出し、さらに数字と自分の成長が連動している気がして「もっと数字を積み上げたい」という欲求が生まれていました。TVゲームのキャラクターのレベル上げのような感覚です。
また、ここまで数字が明確だと目標も立てやすく、目標達成も明確で、成長を明確に測ることが出来ました。(一通り経験した後に、数字で測れない成長を求めてマネージャーに職種変更し、その後独立しましたが…)
ここまで、定量化された環境は中々難しいですが、それに近い環境に身を置ければ強い達成感と成長実感を得られることでしょう。
頑張れば頑張るだけ収入と現実が変わる
収入がないなら人生の選択肢は減ります。心が動かされても、最終的に安いか高いかで選択するしかありません。もしくは、心を殺して「いらない」理由を見つけて自分を納得させます。
逆に、収入があれば人生の選択肢が増えます。
- ほしい服。
- 行きたい旅行。
- 乗りたい車。
- 叶えたい夢。
心が動かされるモノの所有・コトの体験をすることができます。どっちかを選べと言われれば、人はお金がある方を選びます。
人がお金を求める理由は千差万別です。
- 生活を安定させたい
- より豊かな生活をしたい
- お金を持つことで社会的に認めてもらいたい
- 自己実現のためにお金が必要だ
お金は全てではありませんが、ほぼ全てのことにお金は関わってきます。そのため、自分の人生における仕事の役割が「お金を稼ぐ」ことをメインにしている人も一定数いると思います。
ただし、お金のために働いているのに、頑張ろうが、頑張らなかろうが収入が変わらなければ人は努力することを辞めます。これを学習性無力感と言います。
「お金を稼ぐこと」を主軸に置いている人は、一定の成果報酬型の組織に就き、お金を稼いだ後の景色を見ても良いかもしれません。
キャリアの延長線上に理想像がある
とは言え、一時的にお金を稼いでもキャリアの延長線上に理想像がなければツラいものがあります。
見栄のために変なお金の使い方をしてしまい、信頼している人達が自分から離れていく危険性があります。
ヒトは将来の夢・ビジョンを考えているだけでも快情動を得ることができ、これをビジョン報酬と呼びます。
つまり、キャリアの延長線上に理想像がないなら夢やビジョンを描けずビジョン報酬を得る機会を失っています。ワクワクする理想像から逆算して、今自分に足りないスキルセットをリストアップしましょう。
目先の年収・楽しさばかりを追いかけると、将来の理想の達成への道が閉ざされてしまう可能性が大いにあります。
「やりたいこと」よりも、「やるべきこと」を優先したキャリアを選択していくことが、将来的に理想像を叶えるためには重要です。
まとめ
このようなことを自己分析・言語化しなければ転職失敗してしまいます。
このような自己分析・キャリア設計を本気でサポートするサービスも展開されています。
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